一 |
米峰突兀(とっこつ)雲を貫き
み空にゑがく玉(ぎょく)芙蓉(ふよう)
嗚呼(ああ)麗(うるは)しく嗚呼(ああ)高し
くらべても見む我が校や
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二 |
怒濤(どとう)澎湃(ほうはい)天を衝(つ)き
逆(さか)巻き寄する日本海
剛毅(ごうき)勇健誠実の
我等が意気をここに見よ
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三 |
義侠(ぎきょう)に勇み武(ぶ)に強く
威風(いふう)天下を靡(なび)かせる
霜台公(そうだいこう)が旗あげし
仰げ米山その旧蹟(あと)を
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四 |
右文尚武(ゆうぶんしょうぶ)勤倹に
重き責任尽くされし
楽翁公(らくおうこう)が旧治蹟(ちせき)
汲(く)め白河(しらかは)のその流れ
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五 |
霜凛烈(りんれつ)の朝まだき
雪繚乱(りょうらん)の夕まぐれ
守れや規律(きりつ)厳(おごそ)かに
踏(ふ)みならしてよ我が健児
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六 |
蛍を集め雪を積(つ)み
弥(いや)いそしみて身を照(て)らせ
世は我が起(た)つを待てるなり
何処(いづこ)飛躍の地ならざる
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七 |
謳(うた)ひて祝(ほ)がむ諸共(もろとも)に
葉守の神の柏木(かしわぎ)の
常盤(ときは)堅磐(かきは)に色そひて
根ざし揺(ゆる)がぬ我が校や
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